先週は、息子の保育園で保護者面談があった。15分程度の面談だが、保育園や家庭での息子の様子や、困っていることなどを担任の先生と共有しあう貴重な時間だ。いつもご機嫌な息子は特に問題などもなく、話題はいつも彼の運動神経が優れているという話に流れる。今回も、アスレチックや鉄棒が大得意な息子に触発されて他の子供たちが色んなことに挑戦しているという報告を受けた。
1歳まで専業主夫であったアフリカ人の夫に育てられた息子は、同月齢の子供と比較して座るのも、歩くのも、走るのも、階段に上りはじめるのも、かなり早い時期からできるようになった。ジムインストラクターという職業柄もあるのか、何をするにも付加をかけて息子にトレーニングさせる。例えば、歩き始めて間もない時期から、ジャングルジムを片手にサッカーボールを持たせて登らせたり、高さのあるアスレチックでもサポートはしなかったりと、かなりスパルタに色んな事に挑戦させた。アフリカ人の夫は、「息子には誘拐事件にあったら、助けを待ち続ける子供ではなく、自ら逃げ出す方法を考え、恐れずに実行できる運動神経を兼ね備えた子供に育ってほしい。」と目を輝かせながら語る。日本では、なかなか聞かない育児方針だなっと思いつつも、忍耐力や強さは培ってほしいというところは同感である。しかし、それをどうやって教えていくかという具体案は私にはまったく無かったなと反省。おかげで息子は、3歳児とは思えないくらいの運動神経を身につけ、すくすくと育っている。
数字は、「3」を一番に覚えた。我が家はマンションの3階。夫は階段を登り3階に到着すると必ず息子に、階数表示の3を何度も指でなぞり、「ここがお前の家だぞ。ポコポコっと山が2つあるところだ。」っと教える。これも誘拐に備えてとのことだ。