共働きをしている我が家では、週に2~3回は夫が晩御飯を作る。
当番制という訳でもなく、料理好きと言う訳でもない。夫がその日食べたいものがあると、進んで準備を始めるという感じだ。その背景には、私が作る野菜と魚中心の和食だとエネルギー不足だと感じる場合が多いらしく、それを避けるためにも隔日は「ガッツリ系」のメニューを夫自ら料理する。そして3歳になる息子は、私の和食よりも夫の作る食事の方が好きなようだ。
そんなアフリカ人夫の男飯メニューベスト5
ベスト5・・・マンダジ 週末の朝食は、だいたいマンダジ。小麦粉と水を発酵させ油で揚げる揚げパン。ココナッツミルク、牛乳、シナモンなどを加えたりもする。
ベスト4・・・ビーフトマト煮 ビーフは、和牛よりも赤身の多い輸入ビーフを好む。ビーフを玉ねぎとトマト、ピーマンやナスなどその時ある野菜で炒める。最後にターメリックを加えて出来あがり。
ベスト3・・・チキングリル 1羽丸ごとチキンをカットして、ジャガイモやニンジンなどと一緒にオーブンでグリル。シンプルな塩味だけで美味しい一品。
ベスト2・・・エビとトマトのココナッツ煮 冷凍のエビを玉ねぎとトマトで炒めココナッツミルクを投入し煮る。最後にコリアンダーをのせて出来上がり!
ベスト1・・・チャパティー インドの家庭料理として有名な薄いパン。夫の出身国はイギリス統治されていた歴史がある関係か、インドの食文化の影響を受けているようだ。夫は、常にYou Tubeなどでレシピを研究し日々上達しており、カレーなどを付けて食べるのが一般的だが、チャパティーだけでも美味しく頂けるくらいに腕を上げている。
トウモロコシ粉が主食だが、日本では手に入れることが難しく、その代わりに小麦を摂取したがる傾向があるようだ。後はやはりお肉が大好き。お米と魚で育った私にとっては順応し難いメニューだが、毎週食べていると家庭の味になってくる。毎日ではなく隔日なので胃もたれも今のところ起こしていない。一方で、夫も私の作る和食をいつも残さず完食してくれる。(水炊きだけは、禁止令が発令済み。)
国際結婚で永久に平行線になりやすいと言われる食生活の違い。我が家は、分業をすることで今のところ何とかうまく行っている。